ソフビ製のプライズ品ガメラ3を「凶暴性」をテーマに、オリジナルイメージで改造してみました。 原型変更詳細: ■造形自体は良いのですが、全体的にエッジが丸いため、まず大部分を延長し鋭角化しました。 ■ガメラの歯は小ぶりで規則正しく並んでいるので、酒井ゆうじ氏の平成ゴジラのイメージで、 不規則に生えている歯を新造しています。 ■トサカは延長だけでなく数を増やし、センターだけでしたので左右にも新造しました。 ■眉毛の辺り、眼上のひさし部はトゲ状に造形し、鋭さを強調してみました。 ■延長、鋭角化した甲羅の中央の列は1枚ずつカットして持ち上げ、 怒りで甲羅が逆立っているイメージを表現しています。 甲羅内部に発砲ウレタンを注入しているため、それを土台にし、 立ち上げた甲羅をパテで固定しています。その際、筋繊維のようなモールドを入れてみました。 外周の甲羅の一部を大幅に延長し、逆立ったセンターの甲羅とのバランスが取れる様、造形しました。 ■アゴ付け根のトゲはエポパテで新たに作り、 アゴヒゲのトゲは武器の一つと解釈し、硬質な長いトゲを新造しています。 ■首を右に向けているので、左側の首筋が張り出す様に、延長して勢いを強調、 左右の首元から顔の辺りまで血管が浮かび上がったモールドを施して迫力を出してみました。 ■バニシングの右手と同じ角度で左手も下げているポーズでしたので ひじを曲げて前に出し、指の角度にもバラつきを与える様にポーズ変更をしました。 塗装詳細: 甲羅の塗装は全体的に半光沢で仕上げています。 グリーン系を数色使いベースとなる色を噴いた後、ブラックやクリヤー系の味付けをして表情を出し、 ブラウン系のドライブラシを施しました。 一枚ずつの境目にクリヤーレッドやクリヤーオレンジを噴き、充血、もしくは発光した様な塗装をし、 怒りと凶暴性をオリジナルアレンジで表現してみました。 ボディーは全体的につや消しで仕上げています。 こちらも多くの色を重ねることで、微妙な変化を持たせ深みを出しました。 ガレージキットの様な鋭いモールドに近づけるため、数色のドライブラシで高低差を強調しました。 眼球と口内は塗装後にウレタン塗料でクリヤー層を重ねる事で硬質で透明度のあるコーティングをし、 生々しい生物感を出しました。 その他: 両脚部にレジンキャストを流し込み、安定感と重量感を持たせています。 レジン製のジオラマ風ベースを作ってみました。 全高:約23cm(ベース込み) 全長:約45cm |
メーカー・キット名 | セガ ガメラ3 改造(オリジナルイメージガメラ) |
製作者 | zooms 相津悠成 |
備考 | 全高23cm 全長45cm ソフビ |